「いいね数だけでOK?」SNS運用で本当に見るべき7つの指標とは?
「SNSをがんばって投稿しているけど、思ったように効果が出ていない気がする…」
そんなモヤモヤを感じたことはありませんか?
起業初期やスモールビジネスでは、SNSが大切な発信ツールになりますが、「いいね」やフォロワー数だけを追っていては、なかなか成果につながりにくいことも。
今回は、SNS運用で本当に見るべき5つの指標と、成果につながる見方・活かし方を解説します。
なんとなく惰性で運用している、効果はよくわからないけど投稿し続けている、という方にはぜひ見ていただきたい記事になります!
なぜ「指標(KPI)」を見たほうがいいの?
SNSで成果を出すには、「とりあえず投稿する」だけではなく、数字で振り返ることが重要です。
なぜなら、SNS運用にはさまざまな目的があるからです。
- 認知度を高めたい
- 商品やサービスへの興味を持ってもらいたい
- ホームページや予約フォームに誘導したい
- ファンとの関係性を築きたい
目的によって、チェックすべき指標は変わります。
だからこそ、投稿の効果を客観的に見るために重要な指標を確認することは欠かせません。
SNSで見るべき7つの指標
ここでは、InstagramやX(旧Twitter)、Facebookなどで共通して活用できる基本の7指標をご紹介します。
1 リーチ数(到達数)
どれだけの“人”に届いたかを表す数字です。
同じ人が何回見ても「1人」としてカウントされるため、ユニークユーザー数を把握できます。
こんなときに注目:
- 新しい人にどれくらいリーチできたか知りたいとき
- ハッシュタグやリールの効果を確認したいとき
2インプレッション数
投稿が“何回”表示されたかを示す指標です。
同じ人が複数回見た場合もすべてカウントされるため、注目度の高さがわかります。
こんなときに注目:
- 投稿がどれだけ注目されたか知りたいとき
- ファンが何度も見返すような投稿ができているか分析したいとき
3フォロワーの増減
フォロワー数が増えたか・減ったかを見る指標です。
「どんな投稿をしたときに増えたか」「どのタイミングで減ったか」を記録しておくと、自分の発信スタイルやターゲットとの相性を把握しやすくなります。
こんなときに注目:
- キャンペーンや投稿後にフォロワーが増えたか確認したいとき
- 突然フォロワーが減ったときの原因を探したいとき
- SNS全体の成長のペースを見たいとき
4エンゲージメント数
いいね・コメント・シェア・保存などの反応(リアクション数)の合計数です。
エンゲージメント率(反応率)とあわせて見ることで、投稿ごとの「反応の総量」がわかります。
こんなときに注目:
- どの投稿が一番多くリアクションを得られたか知りたいとき
- 「質の高い反応」がどれだけ集まっているかを数値で見たいとき
- エンゲージメント率とセットで、全体傾向を把握したいとき
5 エンゲージメント率
「投稿を見た人のうち、どれだけの人が反応してくれたか」を表す割合です。
いいね、コメント、シェア、保存などのエンゲージメント数を合計し、それをリーチ数で割った数値です。
エンゲージメント率 = エンゲージメント数 ÷ リーチ数 × 100(%)
「どれだけ反応をもらえたか?」を数値で見ることができます。
こんなときに注目:
- 投稿の内容がどれだけ響いたか知りたいとき
- フォロワーの関心度を測りたいとき
6 プロフィールアクセス数
投稿を見た人があなたのプロフィールページを見に来た数です。
プロフィールに興味を持ってくれた=サービスに関心がある可能性大!
こんなときに注目:
- 投稿からどれだけ興味を引けたか
- リンククリックやお問い合わせの前段階としての反応を見る
7リンククリック数
プロフィールや投稿のリンクをクリックして自社サイトや予約ページに誘導できた数です。
これは集客や売上に直結する指標なので、特に重視すべきポイントです。
こんなときに注目:
- キャンペーンやLPへの導線がうまくいっているか確認したいとき
- SNSからの“成果”を知りたいとき
指標の見方と活かし方
SNSにはアナリティクス(分析)機能があります。まずは見方に慣れることが第一歩です。
- Instagram → プロアカウントの「インサイト」から確認可能
- X(旧Twitter) → 投稿詳細やアナリティクス画面で確認可能
最初はすべての数字を細かく見ようとせず、1〜2個の指標に絞って定期的にチェックするのがおすすめです。
たとえば、
「今月はリーチ数とリンククリック数を見て、効果の高い投稿パターンを探す」
といった形で、“見る→試す→改善”のサイクルを回していきましょう。
指標に振り回されないために
「いいねが少ない…」「フォロワーが増えない…」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
でも、数字はあくまで参考材料です。
ときには、フォロワーが少なくても予約につながっているケースもあります。
目の前の数字よりも、「本来の目的に近づけているか?」を意識することが大切です。
まとめ
SNSの「数字」は、努力の方向を確かめるためのヒント。
あなたの目的に合った指標をチェックすることで、運用の効果がぐんと高まります。
「見るべき指標」を意識しながら、SNSをあなたのビジネスの味方にしていきましょう!