子育て中だからこそ成功した!ママたちの起業ストーリー
子育てに追われていると、自分の時間なんて全然ない。
寝不足、泣き声、家の中はおもちゃの山。
そんな毎日を送る中で、「起業」なんて聞くと、まるで遠い世界の話に聞こえますよね。
でも最近は、そんな子育て中のママたちが、むしろ「育児中だからこそ」見つけられた価値やアイデアで、自分らしく働くスタイルを実現しているケースが増えてきています。
この記事では、育児中に起業をスタートし、成功をつかんだママたちのリアルなストーリーをご紹介します。
ストーリー1:わが子のためのスタイから始まった、ハンドメイドブランド

子どものスタイや布製おもちゃなどを、自分の子どものために手作りしていたママ。
SNSに投稿を続けていると、「かわいい!」「欲しい!」とファンがつきはじめました。
はじめは「素人作品だし販売なんて…」と躊躇していたものの、フリマアプリでお試し販売をスタート。
その後、ハンドメイドマーケットminneでブランド名をつけて販売をはじめたところ、全国のママたちに愛される作家さんに。
自分の子どもが大きくなった今も、ママたちのために作品を作り販売しています。
自分がまさに育児中だからこそ、“これがあったら便利!”とか、“これ、子どもに着せたら絶対かわいい!”っていう視点が自然と身についています。
そういうリアルな気づきから生まれた作品は、同じように育児を頑張っているママたちにグッと刺さります。
いきなり難しいネットショップを立ち上げなくても大丈夫。
まずはフリマアプリやハンドメイドマーケット(minne、Creemaなど)で試しに出品してみるのも立派な一歩です。
「自分が使いたい」と思って作ったアイテムだからこそ、同じような悩みやこだわりを持つママたちの心に届きます。
しかも、育児と並行して活動するからこそ、マイペースに進められるのも魅力。
“寝かしつけのあとにちょっとミシン”“お昼寝中にSNS投稿”そんな毎日の積み重ねが、少しずつ「好き」を「仕事」に変えていきます。
ストーリー2:悩みから生まれた“離乳食インフルエンサー”

毎日の離乳食メニューに悩み、作るのに時間もかかるのに、なかなか食べてくれないと悩んでいた一人のママ。
自分のために冷凍ストック離乳食をはじめ、自分のための記録としてInstagramでリアルな投稿をしていたところ、「同じように悩んでいます!」「真似させてもらいます!」という声が少しずつ集まり、フォロワーが急増。
その後、企業とのタイアップやレシピ本の出版まで実現し、育児中の“食の悩み”から新しいキャリアを築くことに成功。
子どもが食べてくれない、レパートリーが尽きた、栄養が偏っていないか心配…そんな離乳食の悩みは、多くのママに共通しています。
だからこそ、自分の工夫をSNSでシェアするだけで、共感の輪が広がり、ファンが生まれるのです。
料理が特別得意じゃなくても大丈夫。
「うちの子が食べてくれた」「これなら簡単そう!」と感じてもらえるリアルな投稿が、多くのママたちの助けになります。
子育ての“困った”をそのまま共有するだけでも、誰かの役に立ち、それが新たな仕事のきっかけになることもあるんです。
まずは育児中の悩みを、SNSで気軽に発信することを試してみてくださいね。同じ悩みをもつ仲間が多いことに気づき、自分のストレス発散にもなりますよ。
ストーリー3:「子どもと一緒に通える場所をつくりたい」自宅サロンのはじまり

産後、孤独を感じていたときに出会ったベビーマッサージのレッスン。
「こんなあたたかい場所を、自分もつくりたい」と思い、資格を取得。
子どもがまだ小さい中、自宅の一室を使って少人数制の親子サロンをスタート。
ママ友や地域の口コミで評判が広がり、今では常に予約待ちが出る人気サロンに。
地域の子育て支援にも関わるようになり、「なくてはならない場所」として認知されるようになりました。
「子育て中だから外に出にくい」そんな自分自身の悩みからスタートしたからこそ、同じように困っているママの気持ちに寄り添える。
サロンは特別な場所である必要はなく、自宅の一角でも十分。
自分の経験が誰かの安心になることに、大きなやりがいを感じられるはずです。
最近では、ベビーマッサージや産後ヨガ、親子リトミックなど、資格取得+自宅開催というスタイルが人気。
集客もSNSや地域コミュニティを活用すれば、無理なく始められます。
ストーリー4:「時間がないけど何かしたい」から始まった、30分からの在宅ライター業

「育児中でまとまった時間が取れない。だけど、何か始めたい」
そんな想いから、1日30分のスキマ時間でできる在宅ワークとして、クラウドソーシングでライター業に挑戦。
はじめは商品紹介やアンケート記事など簡単なものからスタートし、コツコツと実績を積み重ねていく中で、子育てに関する記事に高い評価をもらいました。
自身の育児体験をもとに書いた記事が「リアルで説得力がある」と高評価を得て、同じ分野の依頼が増えるように。
現在では、主に女性目線、親目線の記事を中心に、フリーランスライターとして安定した収入を得るまでに成長。
育児中は、やっぱり「時間がない」が大きなハードル。
でも、だからこそ1分1秒の集中力や効率性が自然と身についていて、それが在宅ワークにはぴったりだったりします。
さらに、自分自身が子育ての真っ最中だからこそ書ける言葉、共感できる視点は、育児系コンテンツにとって強みになります。
「読者に刺さる」「共感されやすい」といった理由で、育児系ジャンルでのライター需要も高まっています。
パソコン1台でできる仕事(ライティング・デザイン・SNS運用など)は、育児と両立しやすい人気分野。
未経験からでも始められる案件も多く、学びながらスキルアップしていくことができます。
「毎日ちょっとずつ」でも、積み重ねが大きなキャリアになっていきます。
育児の毎日こそ、アイデアと可能性の宝庫
「育児中=何もできない時期」なんて、もう昔の話。
今は、育児の中で感じたこと・気づいたこと・生まれたアイデアが、そのまま誰かの役に立つ時代です。
今回ご紹介したママたちも、みんな最初は「ちょっとやってみようかな」から始まりました。
わが子のために作ったもの、日々の困りごと、SNSへの投稿――どれも“特別な準備”があったわけではありません。
でも、その中にこそ、リアルで、信頼される、価値あるアイデアが詰まっていたのです。
育児中だからこそ見える景色があります。
その視点こそが、あなたにしかできない起業スタイルをつくるヒントになるはず。
「私にできることなんて…」と思っているあなたへ。
まずは、今の自分の暮らしや気持ちを、ちょっとだけ見つめ直してみてください。
その中に、“誰かに届けたくなる何か”がきっと見つかるはずです。